ナノファイバー商品開発へ連携 関西電子と明治大など

微細な繊維「ナノファイバー」の製造装置などを手掛ける関西電子(東京・大田)が、明治大学や千葉商科大学との産学連携プロジェクトを始めた。学生の自由な発想を生かし、ナノファイバーを活用した新商品の開発を目指している。
8月上旬には、両大学の学生ら計20人がそれぞれ同社を訪問し、ナノファイバーを量産する同社の独自技術を見学。進士国広社長らから、製造方法や繊維の特徴などについて説明を受けた。学生は活発に質問し、どんな用途があるか考えを巡らせた。
城南信用金庫(東京・品川)が橋渡し役となり、同社と各大学の連携が始まった。学生はグループごとに新商品のアイデアを取りまとめ、今秋ごろに同社に提案する。進士社長は「学生は発想の切り口が違うので期待している」と話している。