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「古戦場サウナ」全国行脚でPR 若手社員2人が挑む

岩手県一関市で宴会場を併設した温浴施設を運営する古戦場商事(同市)の若手社員2人が同施設のサウナをPRしようと、自腹で全国の温浴施設を巡る旅を3日から始める。新型コロナウイルス禍による減収を少しでも補おうと自ら企画。自社グッズの販売で認知度を高め、感染収束後の集客につなげる。

グッズ販売の旅「古戦場を探せ」は、調理部に所属する井上心太さん(23)と中村惇平さん(23)が企画した。まず3カ月分の給料を前借りしてサウナ用帽子「サウナハット」やTシャツなど約20種類(原価100万円分)を購入。社用車の軽ワゴンに積んで全国行脚し、売り上げでガソリン代や食費を捻出する。

旅企画は9月末までの予定で、3~4日のキュア国分町(仙台市)を皮切りに9月17~20日のサウナサン(長崎県佐世保市)まで8都県の10施設で出店を計画。SNS(交流サイト)も活用し、動画投稿サイトで1日の売り上げや苦労話などを発信する。

古戦場商事は宴会などの飲食部門が主力事業で、コロナ禍前に比べて売り上げが7割減と低迷。一方で温浴施設は国内最大のサウナ検索サイトのランキングで県内129施設のうちトップとなるなど人気が高い。コロナ下でも全国から利用客が訪れており、年間約2万5000人の集客力を維持している。

宴会の激減で厨房で働く2人も清掃するなどしていたが、「料理を一人前にできるわけでもないのに、このまま厨房にいるだけで給料をもらっていていいのか」と一念発起。サウナ人気が依然として高いことに着目し、全国を巡るサウナグッズ販売の旅を企画書にまとめて浅野裕美社長に提案したという。

2人は「コロナの感染拡大が収まった後で県外からの利用客がもっと増えるように移動販売を通じて古戦場サウナと一関の良さを伝え、全国区へと知名度を高めたい」と意気込んでいる。

同社は一関市に隣接する平泉町で創業。社名は平安時代後期に土着の有力豪族だった安倍氏と朝廷軍が戦った「前九年の役」の古戦場である衣川柵跡に創業地が近かったことに由来する。

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