岡山大学と備前市が連携・協力協定 水素エネなど活用

岡山大学と備前市は1日、双方の連携・協力に関する協定を結んだ。同市の教育や産業の振興、地方創生、SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けての活動で協力を進める。すでに同市の教育現場での新型学習方式の実践など協力を進めており、新たに中心市街地活性化や公共交通の利便性向上、水素エネルギーの地場産業への活用などSDGsに向けた活動に積極的に対応する。
締結式で岡山大学の槇野博史学長は「備前市には光ファイバーが全域に張り巡らされている。地域固有の資源を活用して進めるローカルSDGsに最適な環境」と期待を表明。吉村武司市長は「未来に期待の持てるまちづくりへ大学の知的、人的、物的資源を活用したい」と水素を軸としたエネルギー変革への対応や教育、新図書館の整備に意欲を示した。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。