「晴海フラッグ」の水素供給、24年までに開始 東京都

【ロンドン=牛山知也】東京都の小池百合子知事は訪問先の英ロンドンで3日(現地時間)、東京五輪・パラリンピックの選手村として使われた大型マンション群「晴海フラッグ」(中央区)への水素供給を2024年までに始めると表明した。燃料電池の発電に活用し、脱炭素の街づくりを進める。
国際交流団体の会合で講演し、脱炭素やスタートアップの育成に関する東京都の取り組みを説明した。小池氏は水素について「脱炭素エネルギーの安定供給の根幹となる」と強調。街区に専用パイプラインを整備した晴海フラッグで「水素供給のモデルを作る」と述べた。
2月に東京で開催するスタートアップ関連のイベントにも触れ「実際に訪れ、知られざる東京を体験してほしい」と呼びかけた。