富山市、出産と子育て応援で支援金 面談とセットで
富山市は1日、出産や子育ての応援事業を3月から始めると発表した。妊娠届出後に「出産応援ギフト」で妊婦1人あたり5万円、出生届提出の後には「子育て応援ギフト」として新生児1人あたり5万円をそれぞれ支給する。いずれも面談を受けることが条件で、伴走型の支援につなげる。

藤井裕久市長が記者会見で説明した。国の「出産・子育て応援交付金」を活用した施策で、経済的支援だけでなく、継続的に出産や子育ての相談ができるのが特徴。同市では妊娠届け出時、出生届け出時の面談はすでに実施している。
産休に入る人が多いとされる妊娠8カ月頃の際の面談も希望すれば受けられる。2022年4月から事業開始までの間に妊娠の届け出や出産をした人も、申請とアンケートを回答すれば支給を受けられる。
同市では産後ママの宿泊やデイサービスを提供し、電話相談の窓口もある「産後ケア応援室」を設置している。母親向けの支援制度が分かる「ママ手帳」を配布するなど、子育て支援に力を入れている。