広島・八丁堀に新高層ビル3棟 28年度完成へ

広島市中心部の再開発地区の地権者でつくる「広島八丁堀3・7地区市街地再開発準備組合」は1日、新しい再開発計画を発表した。2028年度にオフィスや住宅が入る高層ビルを新たに3棟完成させる見込みで、市中心部のさらなる活性化につなげる。
事業費は300億~400億円程度。市内では広島駅南口の再開発やサッカースタジアムの移転計画も進んでおり、街の様相が大きく変わりそうだ。
対象のエリアは広島電鉄の電停「立町駅」の北側で、約1.2ヘクタールの土地。現在は広島YMCAの建物や銀行の支店など9棟がある。
計画では現在の建物を解体し、新たなビルを建てる。着工は23年度の予定。新たな3棟は地上15~28階建てで、高さ70~93メートルとなる。オフィスビルやマンション、商業施設などにする。事業費は完成後に入居者・企業などにフロアを売却する資金のほか、国などの補助金でまかなう。