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プロクレアHD発足、統合効果50億円目標 29年度

青森銀行とみちのく銀行が経営統合し、持ち株会社のプロクレアホールディングス(HD)が1日発足した。同日発表した中期経営計画で、2025年1月に合併し、29年度に約50億円の統合効果を生み出す方針を示した。コンサルティング業務などを収益の柱にして経営基盤の強化を図る。

プロクレアHDの社長には青森銀の成田晋頭取が就任し、みちのく銀の藤沢貴之頭取が副社長に就いた。同日の記者会見で成田社長は「統合により幅広い分野で事業創出し、青森の潜在力を引き出したい」と語った。藤沢副社長は「切磋琢磨(せっさたくま)して培った力を一つにして地域の未来につなげる」と述べた。

同日発表した24年度までの第1次中期経営計画では「挑戦と創造」を掲げ、相乗効果の早期実現と強固な経営基盤の構築を掲げた。

24年度の連結純利益は13億円とし、20年度実績の42億円からは69%減とした。本業のもうけを示すコア業務純益は55%減の29億円を目標にした。24年度までは基幹系システム統合などの費用負担増でマイナス影響が先行する見通し。

25年度以降、店舗の統廃合など合理化効果を本格的に発揮していく。26年度までに約20億円、29年度には約50億円の統合効果を見込む。効率化によって26年度までに生じる約120人をコンサルティング業務の強化や事業領域の拡大に充てる。

プロクレアHDの設立は、地方銀行の統合に独占禁止法を当てはめない特例法の適用第1号。東京商工リサーチの調査(21年)によると、地盤地域に6割以上のシェアを持つ地方銀行は滋賀銀行南都銀行紀陽銀行山陰合同銀行、十八親和銀行の5行。青森銀とみちのく銀の統合によって県内の貸し出しシェアは7割を超え、巨大な金融組織となる。

顧客には貸出金利の引き上げなどへの不安も根強い。顧客への相談窓口を設置するほか、社外取締役らが過半数を占める諮問委員会も設け、施策など定期的にチェックする。成田社長は「懸念が生じないよう厳格な対応をしていく」と語った。地域経済を支える金融機関として、事業承継など地道な支援業務を進めることで真価が問われる。

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