国際金融都市へ連携強化 小池都知事と英シティー市長

【ロンドン=牛山知也】英ロンドンを訪問中の小池百合子東京都知事は1日、金融街シティーのロードメイヤー(市長)を務めるニコラス・ライオンズ氏と会談した。環境金融の活性化や英国企業の東京進出などで連携を強める方針で一致。グリーントランスフォーメーション(GX)やフィンテックの推進、人材育成でも連携する。
会談後の記者会見で、小池氏は両都市の連携を通じ「金融市場でそれぞれの揺るぎない強みを生かしていきたい」との考えを示した。ライオンズ氏は「東京と連携を密にし、国際金融都市として関係を強くしていきたい」と強調した。
東京都とシティーは2017年に金融分野での交流や協力に関する合意書を交わし、イベント開催などで連携してきた。小池氏の英国訪問はおよそ4年ぶりで、1〜3日の滞在中にロンドン市長やBBC会長、金融業界の要人らと面会する。金融関係のイベントも開く予定だ。