ドイツ首相、ウクライナへの戦闘機供与は認めず

【ベルリン=AFP時事】ドイツのショルツ首相は29日、ウクライナに戦闘機を供与する考えがないことを強調した。独日刊紙ターゲスシュピーゲルのインタビューに応じた。
ショルツ政権は先週、独製の主力戦車「レオパルト2」14両をウクライナに提供するとともに、欧州各国が自国保有のレオパルトを送ることも承認したばかり。ウクライナはこれにとどまらず、西側諸国に対し、戦闘機や長射程ミサイルなどの供与を求めている。
ショルツ氏はインタビューで「もし(戦車に関する)決定がなされてすぐに、ドイツで次の議論がスタートした場合、真剣な話とは捉えられず、政府の決定に対する市民の信頼も損なう」と語った。
さらに、ショルツ氏は「北大西洋条約機構(NATO)とロシアの間では戦争をしていない。そのような事態のエスカレートは許容しない」と述べ、ロシアと対話を続ける必要性を訴えた。

2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になります。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
■戦況
■マーケット・金融への影響
■ビジネスへの影響