エルサレムのユダヤ教会堂で7人死亡 暴力の応酬激化 - 日本経済新聞
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エルサレムのユダヤ教会堂で7人死亡 暴力の応酬激化

(更新)

【エルサレム=共同】エルサレム北部のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)で27日夜、銃撃があり、イスラエル警察によると、7人が死亡、3人が負傷した。銃撃した男はパレスチナ人で、死傷者はいずれもユダヤ人とみられる。イスラエルでは昨年末、対パレスチナ強硬派の極右政党が参加する新政権が発足。イスラエル、パレスチナ双方による暴力の応酬が激化し緊張が高まっている。

26日にはイスラエル軍が占領するヨルダン川西岸ジェニンで軍が過激派を急襲、衝突となりパレスチナ人10人を殺害。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは27日未明、ロケット弾を発射、軍は報復としてガザを空爆した。ハマスの報道官は銃撃について「英雄的な作戦はジェニンの報復だ。占領者(イスラエル)との闘いは続く」と語った。

国連のグテレス事務総長は銃撃を非難し「テロ行為を正当化する理由は決して存在せず、誰も容認すべきではない」と表明、双方に自制を求めた。バイデン米大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、銃撃について文明社会に対する攻撃であり「恐ろしいテロだ」と非難した。イスラエルを適切な形で支援するとも伝えた。

男とハマスの関係は不明。イスラエル警察によると、男はシナゴーグに到着後、礼拝に来ていた市民を銃撃した。東エルサレムの21歳の男で、車で逃走。駆けつけた警察官に発見され銃撃戦となり、射殺された。実行犯は1人。

現場はイスラエルが1967年以降、占領を続ける東エルサレムのユダヤ人地区。

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