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アリババ、香港に重複上場へ 取引所にプライマリー申請

【上海=若杉朋子】中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団は26日、香港に「プライマリー上場」を申請すると発表した。2022年末までに手続きが完了する見込みで、ニューヨーク証券取引所(NYSE)との重複上場となる。アリババは中国当局による締め付けで経営不安に陥っていたが、プライマリー上場をテコに中華圏からの投資を呼び込み、業績立て直しにつなげる。

同社は14年にNYSEに上場し、19年には香港で条件の緩い「セカンダリー上場」をしている。現在は中国本土の投資家が上海や深圳の取引所を通じて香港株を売買できるストックコネクト(株式相互取引)の対象には入っていない。プライマリー上場になると対象銘柄となる条件が整うため、本土投資家からの資金流入が期待できるようになる。

アリババによると、1日あたりの平均取引額(22年1~6月)は香港市場では約7億ドル(約950億円)、米国市場では32億ドルだった。アリババの張勇(ダニエル・チャン)会長兼最高経営責任者(CEO)は26日、香港でのプライマリー上場について「香港はアリババのグローバル化戦略の出発点でもあり、我々は中国の経済と未来に全面的な確信を持っている」とコメントした。

アリババ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏は20年10月末に上海市で開かれた講演で「良いイノベーションは(当局の)監督を恐れない」などと政府に批判的な発言をした。これが習近平(シー・ジンピン)指導部から問題視されたとされ、その後に当局による締め付けが始まった。同年11月には、アリババ傘下の金融会社、アント・グループを上場延期に追い込み、21年には独占禁止法違反で過去最大となる罰金処分を科した。

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