中国外相、英仏EUと会談 ロシアの主張に理解

【北京=共同】中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相は25日、ウクライナ情勢を巡り英国のトラス外相、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表、フランス大統領の外交補佐官ボンヌ氏と個別に電話会談した。中国外務省が26日発表した。王氏は「ロシアの安全保障に関する正当な訴えは重視され、適切に解決されるべきだ」としロシアの主張に理解を示した。
会談での発言をまとめた発表によると、王氏は「現在の情勢はわれわれの見たくないものだ」とし、関係国に自制と外交交渉を呼び掛けた。
北大西洋条約機構(NATO)を念頭に「地域の安全は軍事集団の拡張により保障されるべきでない」とも指摘した。
中国は、国連安全保障理事会が事態をエスカレートさせる措置を取るべきでないとの考えで、軍事行動や制裁に関する安保理決議に賛成したことはないと説明した。国家主権と領土の一体性、国連憲章が守られるべきだとの中国の立場は一貫しているとも述べた。

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