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ロシア、東部要衝制圧を宣言 攻防は州最後の拠点へ

【キーウ=共同】ロシア国防省は25日、ウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツク市の完全制圧を宣言した。ウクライナ側も「占領された」と認めた。ロシア側は同市から撤退したウクライナ軍の州内最後の拠点リシチャンスクへ攻勢を強め、州全域の支配を目指す。

ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は25日の声明で「セベロドネツク市と周辺集落を完全に解放した」と宣言。市内最後のウクライナ側の拠点だったアゾト化学工場については「抵抗拠点とする試みを阻止した」とし、ロシア側の管理下に入ったとした。

ウクライナ軍は25日、自国の部隊撤退後、ロシアが同市と周辺の集落で支配を確立したと認めた。ガイダイ州知事も「セベロドネツクが占領された」と通信アプリに投稿。町は9割が破壊され、市民はロシア支配地にしか避難できない状態で、ロシアがアゾト工場内の避難者脱出を政権の宣伝に使っていると非難した。

攻防はセベロドネツクに隣接するリシチャンスク市に移り、ウクライナ軍は態勢の立て直しを図る。米シンクタンクの戦争研究所は、同市の高台を拠点に抗戦すればロシア軍撃退が可能との見方を示している。

ウクライナ軍は劣勢挽回に向け、米欧が支援する武器を早期に実戦投入したい考え。軍総司令官は25日、米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」を実戦使用し「敵に命中させた」と明らかにした。

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