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台湾で「中国は平和的な統一政策をとる」 パネル討論

日経フォーラム第28回「アジアの未来」は26日、「『戦後』の終わり 漂流する秩序とアジア」をテーマにしたパネル討論を開いた。ロシアによるウクライナ侵攻や台湾問題など世界の分断が広がるなか、元駐米インドネシア大使のディノ・パティ・ジャラル氏は「グローバルサウス(南半球を中心とした新興・途上国)が集結すれば、地域の秩序に対して解決策を出すことができる」と述べた。

アメリカンエンタープライズ研究所シニアフェローのコーリ・シャキー氏は「ウクライナ侵攻をきっかけに米中関係がさらに悪化したとは考えていない」と話した。停戦に向けて中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が独自の仲裁案を示していることに触れ、「中国はロシアの問題で身動きが取れなくなることを避けている」と分析した。

アジアでは南シナ海や台湾海峡で緊張が続いており、習氏は台湾の武力統一も辞さない構えをみせる。北京大学の賈慶国教授は「台湾問題を複雑にしているのは米国だ」と指摘。台湾が中国から完全に独立しようとしない限り、「中国は平和的な政策をとりつづける」と強調した。

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日本経済新聞社は5月25、26日の両日、「世界を変える アジアの可能性」をテーマに日経フォーラム第28回「アジアの未来」を都内で開催します。会場参加に加え、オンラインでの聴講も可能です。

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