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アルメニア首相が辞任 6月総選挙、再任狙う

(更新)
パシニャン首相は選挙後の再任を狙う(25日)=AP

【モスクワ=共同】係争地ナゴルノカラバフを巡る軍事衝突の敗北で辞任圧力にさらされていたアルメニアのパシニャン首相は25日、テレビ演説で辞意を表明し、6月20日に総選挙を実施すると発表した。タス通信などは、パシニャン氏が25日辞任したと伝えた。選挙実施までは首相代行を務める。

選挙で信を問うとしているが、選挙後の再任を狙う構え。野党の不人気も後押しし、パシニャン氏の与党は選挙戦を有利に進めるとみられている。辞任に伴い、内閣は総辞職した。

最近の世論調査では約3割がパシニャン氏率いる政党連合「マイ・ステップ」を支持し、数%の野党支持を引き離した。一方、既成政党を支持しない層も多く、与党が現状の過半数を確保できるかどうかは不透明だ。国民の敗戦の傷は深く、同氏は発表の数日前に訪れた国境沿いの地域で、住民から激しい抗議を受けた。

パシニャン氏は2018年、親ロシアの旧政権の腐敗を批判して支持を拡大し、首相に選出された。昨年の軍事衝突で隣国のアゼルバイジャンに敗北後、野党を中心に引責辞任を求める声が上がっていた。今年2月には軍参謀本部が同氏の退陣を要求、対立が先鋭化した。

選挙には08年まで大統領を務め、ロシアのプーチン大統領に近い関係にあるとされるコチャリャン氏も出馬する見通し。親ロシアの野党を結集させてパシニャン氏に対抗するとみられる。

戦闘でアルメニアは約4千人が犠牲になり、実効支配していた地域を返還した。帰還していない捕虜も多い。また国民の間にはソ連時代から続く有力者の汚職や経済停滞への不満も根強い。

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