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ラオス国家主席「武力対立は大戦にも発展」

ラオスのトンルン・シスリット国家主席は26日午後、都内のホテルで開かれた日経フォーラム第28回「アジアの未来」で講演した。ロシアによるウクライナ侵攻などを念頭に「世界中で起こる武力対立に危惧を感じている。より大型の戦争に発展するかもしれない」と警鐘を鳴らした。

ラオスは2022年、ウクライナへ侵攻したロシアを非難する国連決議の採択で棄権した。米欧などの西側諸国がロシアに科している制裁を踏まえ、トンルン氏は「武力行使や制裁、孤立によって問題を解決させる試みは問題を悪化させる」と主張した。

トンルン氏は「アジアはここ数年、もっとも急速に発展してきた経済圏だ」とも述べた。24年に東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国を務めることに触れ「アジアの力で地域、そして世界の問題解決に寄与するため努力している」とした。

トンルン氏は25年に外交関係樹立70周年を迎える日本からの支援に謝意を示した。25日には岸田文雄首相と会談し、アジアの脱炭素を推進する「アジア・ゼロエミッション共同体」構想などで連携するとした。トンルン氏は「奨学金を通じて人的交流を増やし、相互理解を促進したい」と述べた。

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日本経済新聞社は5月25、26日の両日、「世界を変える アジアの可能性」をテーマに日経フォーラム第28回「アジアの未来」を都内で開催します。会場参加に加え、オンラインでの聴講も可能です。

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