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タリバン下で記者6割失職 政権掌握後、国際組織調査

【イスラマバード=共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は23日までに、アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが8月に政権を掌握して以降、アフガンのジャーナリストの約6割に当たる約6400人が職を失ったと発表した。特に女性の失職は8割を超え、報道機関も約4割が閉鎖した。

RSFによると、暫定政権のムジャヒド報道官は報道の自由を支持するとしたが「イスラム法(シャリア)の尊重と国益保護の範囲内で」と強調。暫定政権は「当局が確認していない事案」や「国民に悪影響を与えかねない問題」について慎重な報道を求める「11の規則」を導入、検閲や弾圧強化への懸念が高まっている。

8月15日の政権掌握前は、543の新聞社やテレビ、ラジオ局などで、計1万790人が働いていた。11月末時点で報道機関数は312に減少し、ジャーナリスト数は計4360人となった。タリバンは女性を雇用しないよう指示しているという。

政権掌握後、報道関係者約40人がタリバン戦闘員らから暴行を受けたと報告。暫定政権による報道規制強化や、経済混乱による広告収入減もあり多くの報道機関が閉鎖に追い込まれた。

女性の人権問題を取材していたが身の危険を感じてパキスタンに出国したジャラル・ヤコビさん(26)は「気軽に撮影機材を持ち歩けず、記者として生きていくのは難しかった」と語った。

RSFの担当者は「悪政を暴く自由な報道がなければ、誰も飢餓や恒久平和のために闘えない」と危機感を示した。

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