ロシア外務省「際限ない軍事化に回帰」 安保3文書批判

ロシア外務省のザハロワ情報局長は22日に発表したコメントで、反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を明記した安全保障関連3文書を日本政府が閣議決定したことについて「岸田政権は国の平和的発展を公然と拒否し、際限のない軍事化の道に立ち戻った」と批判した。
ザハロワ氏は、安保3文書改定に伴う防衛費の大幅な増額方針について「岸田政権は自らの軍事的野心実現のため、現段階で表明されている範囲を超えて米国の地政学的ゲームに組み込まれていく可能性がある」と懸念を示した。(共同)