[FT]低金利継続が招いた惨事 キャリー取引で米銀破綻
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米シリコンバレーバンク(SVB)が死のスパイラルに陥って10日に経営破綻したとき、著名(あるいは悪名高い)投資家のピーター・ティール氏が一躍スポットライトを浴びた。
同氏が率いるファウンダーズ・ファンドがSVB破綻前に同銀から法人口座を引き揚げていたと報じられたからだ。このため、ティール氏や他のベンチャー投資家らが取り付け騒ぎを扇動したとの批判が集中した。
政治家はこの事件で責任のなすりつけ合い...

Gillian Tett 英国生まれ。93年FT入社、ソ連崩壊時に中央アジア諸国を取材、97~2003年東京支局長を経て現在、FT米国版編集長。2008年にBritish Business Journalist of the Yearを受賞。2009年には「愚者の黄金 大暴走を生んだ金融技術」で英Financial Book of the Yearを受賞。
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