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ウクライナ・ロシアなど、穀物輸出巡り協議へ トルコで

(更新)

【ウィーン=押切智義】ロシアのウクライナ侵攻で同国からの穀物輸出が滞っている問題で、ウクライナとロシア、国連などが近くトルコで協議を開く見通しだ。複数のトルコメディアが21日報じた。ロシアが黒海を封鎖したことで、農業大国であるウクライナからの輸出が停滞。食糧危機のリスクが高まっており、事態の収束につなげる狙いがある。

ウクライナからの穀物輸出を巡っては、ロシアのラブロフ外相とトルコのチャブシオール外相が8日に会談し、黒海に貨物船が通過できる「回廊」の設置などを協議。さらにウクライナとロシアに加え、トルコと国連も参加する4者協議をイスタンブールで開くことを提案していた。

トルコメディアによれば、4者協議は10日以内に行われるとし、国連のグテレス事務総長なども出席する可能性があるという。

ウクライナでの戦闘は激化している。東部ルガンスク州要衝のセベロドネツク市を巡って、同州のガイダイ知事は21日、同市近隣の集落がロシア軍に制圧されたと明らかにした。ロシア軍は20日までに同市近郊の別の集落メトルキネも制圧しており、アゾト化学工場を拠点とするウクライナ軍の包囲に向けて攻勢をかけている。

ウクライナのマリャル国防次官は20日、ロシア軍が同市を26日までに制圧することを目標にしていると指摘。これに向けてロシア軍が「事実上、全部隊を投入している」と説明していた。

ウクライナ軍に一時は国境付近まで押し戻された東部のハリコフ州でも、ロシアは再攻撃を仕掛けている。ハリコフ州のシネグボフ知事は21日、ロシアの砲撃により同州で15人の市民が死亡したと、SNS(交流サイト)に投稿した。

南部でも攻防が激しくなってきた。ウクライナ軍は21日、オデッサ州沖合の黒海上にあるズミイヌイ(スネーク)島の奪還に向けて空爆したことを明らかにした。ズミイヌイ島は一帯の制海権、制空権を掌握する上で不可欠な要衝とされる。

一方、ロシア国防省は21日、オデッサ近郊の飛行場を砲撃したと発表した。ロシア側は、ウクライナ軍が黒海の天然ガス掘削施設を攻撃したと主張しており、これに対応した攻撃という。

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