トルコ・シリア地震「懸案地域」で発生 各国支援に遅れ
編集委員 岐部秀光
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トルコ南部で6日に起きたマグニチュード(M)7.8の大地震では、トルコとシリアの死者の合計が5万人を超えた。20日にもトルコ南部で再びM6.3の地震があり、被害は一段と拡大する恐れがある。両国の被災地はいずれも複雑な懸案を抱えた地域で、国際社会による支援の遅れも指摘されている。
トルコ南部、シリア難民が大量流入
「よりにもよってこの場所で」。震源地は、トルコ国内の民族問題、シリアの内戦、米ロの対...