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ロシア、南東部マリウポリで降伏要求 ウクライナは拒否

(更新)

【ワルシャワ=木寺もも子、ウィーン=細川倫太郎】ロシア国防省は20日、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリのウクライナ軍に武器を捨て降伏するよう要求した。ロイター通信などが伝えた。ウクライナメディアによれば、ウクライナ側は投降を拒否した。

ロシア国防省は「武器を捨てれば安全な脱出が保証される」との声明を出し、21日朝を期限に投降を要求した。ウクライナのベレシチューク副首相は「いかなる降伏もあり得ない」と拒否し、ロシア側に伝えたという。

マリウポリは2月24日のロシア侵攻後、激しい攻撃にさらされている。約400人が避難していた美術学校が爆撃され、劇場でも数百人が生き埋めになっている可能性がある。市当局はロシア軍が住民数千人をロシア領に連行したと訴える。

同市のオルロフ副市長は地元メディアで「すでに80%以上の住居が攻撃された」と語った。同市議会によると、17日時点で「35万人以上の市民が残っている」という。欧州連合(EU)の外相にあたるボレル外交安全保障上級代表は21日、EUの外相会合に先立ち、マリウポリでの攻撃について「大規模な戦争犯罪だ。すべてを破壊し、爆撃し、人々を殺害している」と非難した。

国連は20日、2月24日の侵攻から3月19日までに、ウクライナで子供75人を含む902人の民間人が死亡、1459人が負傷したと発表した。「実際の数字はさらに多い」という。グランディ国連難民高等弁務官は20日、自宅を追われ国内外に避難した人が1000万人を超えたと明らかにした。このうち348万人以上が国外に逃れた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は同日の米CNNで、ロシアのプーチン大統領との直接の停戦交渉について「私は準備ができている」と述べた。交渉失敗なら「第3次世界大戦になることを意味する」と警告した。

首都キエフでは20日夜に商業施設が砲撃を受けた。検察当局によると、少なくとも8人が死亡した。クリチコ市長は23日朝までの外出禁止令を出した。英国防省は21日「依然としてロシアの主要な軍事目標はキエフにある」と指摘した。

ロシア国防省は21日、ウクライナ西部リブネにある軍事センターをミサイルで破壊したと発表した。「外国人雇い兵ら80人以上を殺害した」と主張した。リブネ市長は被害を確認中としつつ「数人が負傷」と述べた。

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