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ゼレンスキー氏、東部の最激戦地を電撃訪問 兵士を激励

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、東部ドネツク州の激戦地バフムトを電撃訪問し、自国兵士を激励した。ウクライナメディアが伝えた。ゼレンスキー氏は19日のビデオ声明で「最激戦地だ」と述べ「占領者がわれわれのバフムトを壊そうとしている」と訴えていた。

バフムトはロシア軍が制圧を目指し戦力を集中させているとされ、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の戦闘員が投入されるなど、数カ月に及び攻防が続いている。

米シンクタンク、戦争研究所は19日、同日行われたロシアのプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領の首脳会談を受け、ベラルーシをロシアとのさらなる国家統合に引き込もうとするプーチン氏の攻勢をルカシェンコ氏がかわしたようだと指摘。ベラルーシがロシアのウクライナ侵攻に参戦する見込みは「これまでと同様に低い」との分析を発表した。

同研究所は、ルカシェンコ氏がロシアのウクライナ侵攻に参画するのを避けるために、北大西洋条約機構(NATO)から自国を守るとのレトリックを展開していると指摘。プーチン氏がルカシェンコ氏の発言を受け入れているように見えた点が、同研究所の評価を間接的に補強していると主張した。

一方でウクライナのエニン第1内務次官は英BBC放送とのインタビューで、ベラルーシ領からロシア軍の再侵攻の可能性があるとして、ベラルーシやロシアとの国境で防衛線を強化していると述べた。

ロシアの侵攻開始から20日で300日目となる。ロシア軍はウクライナのインフラ攻撃を継続。民間エネルギー供給企業ヤスノのコワレンコ最高経営責任者(CEO)は19日、ロシア軍による同日の無人機(ドローン)攻撃を受け、首都キーウ(キエフ)の停電が最長10時間に及ぶと指摘した。病院や地下鉄などの重要な施設で復旧したが、電力供給の状況は「厳しい」と強調した。

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