米国の州兵とは 17世紀の民兵が起源 - 日本経済新聞
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米国の州兵とは 17世紀の民兵が起源

きょうのことば

▼州兵 米国の各州が1つずつ保有する軍事組織を指す。正式名は国家警備隊で、連邦軍とは別の組織。平時は州知事を最高司令官とし、有事の際は大統領の指揮下で連邦軍の補完として任務にあたる。約45万人規模で、陸軍州兵、空軍州兵で構成される。国内では災害対策や治安維持、緊急事態の対処にあたり、海外では軍事作戦へ参加する。軍と警察との中間的な存在とされる。

英国の植民地時代から存在した民兵組織を起源とする。1636年にマサチューセッツで組織され、徐々に各地に広がった。独立後、1903年に連邦政府の管理下に置かれ、16年の「1916年国防法」 で州兵として立法化された。第1次、第2次世界大戦などに加わった。

これまで海外では朝鮮戦争や湾岸戦争、アフガニスタン紛争などの際に戦闘や後方支援などの任務に参加した。米国内では2001年の米同時テロ、21年1月6日の連邦議会議事堂の占拠事件で投入され、治安維持などにあたった。

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