ペルー大統領、首相を交代へ デモ死者増で再組閣の意向
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【ブエノスアイレス=共同】ペルーのボルアルテ大統領は18日、近くアングロ首相を交代させ、再組閣する意向を示した。現地メディアが報じた。カスティジョ前大統領が反逆容疑で逮捕されたことに抗議するデモが激化、当局との衝突による死者の増加を受け、事態収拾のためデモ参加者らとの対話につながる顔ぶれにしたいとした。
死者は25人に上った。ボルアルテ政権は10日に発足したばかりだが、コレア教育相とペレス文化相がデモ隊の死者増加に抗議し16日に辞任の意向を示していた。ボルアルテ氏は再組閣を19日か20日にも実施したいとした。
デモ隊は総選挙の前倒しを要求。ボルアルテ氏は総選挙を2年前倒しして2024年4月に実施する法案を国会に提出したが、任期を短縮したくない国会の抵抗に遭っている。
ボルアルテ氏はまた、メキシコ政府から、カスティジョ氏の家族がメキシコに亡命したと伝えられたと述べた。
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