シリア首都攻撃20人死傷 イスラエルか、地震後初

【カイロ=共同】シリア国営通信は19日、首都ダマスカス周辺に同日未明にミサイル攻撃があり、5人が死亡し15人が負傷したと報じた。イスラエルの攻撃だとしている。シリア人権監視団(英国)は、死者は15人で、親イラン組織戦闘員らが標的になったと伝えた。
トルコを震源に6日起きた大地震の後、イスラエルの攻撃が報じられたのは初めて。イスラエルは、シリアのアサド政権を支援する親イラン組織施設への攻撃を続けている。今回の攻撃についてコメントしていない。
シリア外務省は、地震に直面する中で市民の居住地域が攻撃されたと主張。イスラエルの責任を問うよう国連に求めた。
シリア国営通信によると、死者には兵士1人が含まれ、多くの建物も壊れた。監視団は、アサド政権を支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラも標的になったとした。