ロシア、ウクライナ穀物輸出合意の60日間延長を正式通知
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【ニューヨーク=時事】ロシアのネベンジャ国連大使は17日、18日に期限を迎えるウクライナ穀物輸出合意について、60日間に限った再延長の意向をウクライナ、トルコ両国に正式に通知したと明らかにした。ウクライナ情勢に関する安保理会合で語った。合意は当面続く見通しだが、ウクライナや国連などは120日間の再延長を求めていた。
13日に通知したという。合意は、トルコと国連が仲介して昨年7月に成立。同11月、120日間延長されていた。ロシア側は自国の肥料輸出などが滞ったままだと不満を表明しており、米欧けん制のため、期限を短縮した形だ。
グリフィス国連事務次長(人道問題担当)はこの日の会合で、「世界の食料安全保障にとって、合意の継続と完全な履行は極めて重要だ」と強調。国連は「できることは何でもしている」と調整を続けていると明かした。

2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になります。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
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