[FT]ダボスの賢人、将来を悲観 環境・心の健康がリスク
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世界の先行きは暗くなりつつあるのか。このところの株価の動向をみるとそうは思えないかもしれない。米国では2021年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比で実に7.0%に達し、米連邦準備理事会(FRB)は金融引き締めの準備を進めている。
にもかかわらず、米国株も他の国・地域の株価指数の大半も上昇傾向にある。緊張高まるウクライナや台湾の情勢、原油価格の高騰など一顧だにしていないようだ。...

Gillian Tett 英国生まれ。93年FT入社、ソ連崩壊時に中央アジア諸国を取材、97~2003年東京支局長を経て現在、FT米国版編集長。2008年にBritish Business Journalist of the Yearを受賞。2009年には「愚者の黄金 大暴走を生んだ金融技術」で英Financial Book of the Yearを受賞。