ロシア、ミサイル攻撃継続 インフラ損壊で節電要請

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は15日のビデオ演説で、ロシア軍が14、15日にミサイルや無人機による攻撃を各地で続け、死傷者が出たと述べた。ウクライナ政府は15日、攻撃でインフラが損壊したとして、首都キーウ(キエフ)を含む複数の地域で節電を呼びかけた。
ロシア軍は10日、クリミア橋爆発の報復としてウクライナ全土にミサイル攻撃を行った。ロシアのプーチン大統領は14日、カザフスタンの首都アスタナで記者会見し、攻撃対象の大半を破壊したとして「今は大規模攻撃は必要ない」と指摘した。破壊されていない対象について「徐々に打撃を与える」と述べた。
ゼレンスキー氏は演説で「(ロシアによる攻撃の)一部を迎撃したが、残念ながら全てではない」と述べ、キーウ州や東部ドネツク、ルガンスク両州、南部ザポロジエ州などが攻撃を受けたと明かした。

2022年2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって1年になります。戦況や世界各国の動き、マーケット・ビジネスへの影響など、関連する最新ニュースと解説をまとめました。
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