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「被害者中心に問題解決」 慰安婦式典で韓国大統領

 韓国政府主催の「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の式典に寄せられた文在寅大統領の映像メッセージ=14日(共同)

【ソウル=共同】韓国人女性の故金学順さんが従軍慰安婦だったと初めて名乗り出てから30年となった14日、韓国政府主催の「日本軍慰安婦被害者をたたえる日」の式典がオンラインで開催された。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は映像メッセージで「被害者中心の問題解決」を原則に元慰安婦らの名誉回復を支援すると重ねて強調した。

対日批判は避ける一方、解決策への具体的言及もなかった。文氏は「(元慰安婦らの)証言は、女性の人権と平和の価値の実現に向けた国際社会の関心と議論を大きく進展させた」と評価した。

「たたえる日」は金さんが1991年8月14日に被害を公の場で語ったことを記念し、2017年12月に国家記念日に制定された。金さんの証言後、韓国やアジア各国で慰安婦だったと公表する女性が相次いだ。高齢化で韓国政府が認定する元慰安婦のうち存命は14人となった。

式典では事前収録された映像が流された。

慰安婦問題を巡っては、15年の日韓政府間合意に基づき日本政府の拠出金で財団が設立され、元慰安婦らに現金が支給された。だが合意に反対する一部の元慰安婦の解散要求を受け、財団は19年に解散した。

韓国ではソウル中央地裁が今年1月、日本政府に元慰安婦らへの損害賠償支払いを命じる判決を出し、確定。原告側は日本政府資産の差し押さえを模索する。

文氏は判決について「困惑している」と語り、日韓合意を土台にして「原告らも同意できるような解決策を見つけ出せるよう韓日間で協議していく」との立場。韓国政府はその後、原告側や支援団体を交えた官民の協議体を設置している。

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