ロシア黒海艦隊旗艦が「損傷」、ウクライナは攻撃と主張

ロシア国防省は14日、同国の黒海艦隊旗艦の巡洋艦「モスクワ」が、「深刻な損傷」をうけ、乗組員全員が退避したと明らかにした。火災で弾薬が爆発したと説明している。インタファクス通信が報じた。ウクライナ側はミサイル攻撃で同艦に打撃を与えたと主張した。
ロシア国防省は出火の原因は調査中としている。黒海に面するウクライナ南部オデッサ州の知事は14日、ミサイル攻撃で巡洋艦に「深刻な打撃」を与えたとSNS(交流サイト)に投稿した。ウクライナ大統領府高官も同艦で火災が起きていると発言した。
ロシア軍は黒海やアゾフ海に艦隊を展開し、ウクライナへの海路補給を阻んでいる。南東部の港湾都市マリウポリで両国軍の攻防が続くなか、ロシア軍は主要港があるオデッサの燃料施設などにもミサイル攻撃を加えていた。

ロシアがウクライナに侵攻しました。NATO加盟をめざすウクライナに対し、ロシアはかねて軍事圧力を強めていました。米欧や日本は相次いでロシアへの制裁に動いています。最新ニュースと解説をまとめました。
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