ロシア軍死傷者「9万人超」と報道 動員兵も戦地で死亡
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【ウィーン=小川知世】ロシア南部チェリャビンスク州当局は13日、部分動員令でウクライナに派兵された5人が死亡したと明らかにした。地元メディアが報じた。英BBCによると、当局が動員兵の戦地での死亡を公に認めるのは初めて。ロシア独立系メディアは12日、侵攻に伴うロシア軍の兵力の損失が9万人超にのぼる可能性があると伝えた。
報道によると、5人は徴兵後にウクライナ東部ドンバス地方に派遣されていた。州当局は遺族に100万ルーブル(約230万円)を支払うと説明した。詳細は明らかになっていないが、9月21日の動員令発令後まもなく動員兵が実戦に投入されているとみられる。
ロシア軍の死傷者は増えている。独立系メディアは連邦保安局(FSB)の現役将校と特殊部隊の元将校の話として、死者や戦線に復帰できない負傷者、行方不明者を含めて9万人以上の人的損失が出ている可能性を報じた。ロシア国防相は9月下旬に同国軍の戦死者は5937人と主張していた。
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