[FT]ドイツはメルケル流に決別を
欧州は「ポスト冷戦後」入り
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そして勝者は、アンゲラ・メルケル氏――。在任16年を経て、ドイツ首相の座からメルケル氏が退く。有権者はこのまま「メルケル主義」が続いてほしい意向を示している。
世界は混沌とし、アフガニスタンからの米軍撤収後、大西洋同盟は混乱状態に陥っている。ドイツは騒ぎに巻き込まれたくない。ドイツ国民は長い間、平穏をむさぼるように過ごしてきた。次の首相には、以前と変わらぬ生活を送れることを保証する公約を求めてい...
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Philip Stephens 英国生まれ。FTで経済担当エディター、政治担当エディター、FT英国版編集長などを経て、チーフ・ポリティカル・コメンテーターに。英国および世界情勢に関する論評を執筆している。著書に「Tony Blair: The Price of Leadership」(2004年)などがある。