アフガン首都の外務省前で自爆テロ、5人死亡 IS声明

【カブール=共同】アフガニスタン首都カブールにある外務省の入り口近くで11日、自爆テロがあり、警察当局などによると、5人が死亡、40人超が負傷した。死者は20人との情報もある。イスラム主義組織タリバン暫定政権と敵対する過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力「ISホラサン州」が犯行声明を出した。
現場はカブールの中心部で、各国の大使館などもあり、普段からタリバンが厳重な警備態勢を敷いている。タリバンは国際的に承認されていないが、他国の関係者が外務省を訪問するタイミングを狙ったとの見方も出ている。
カブールでは昨年12月に中国系ホテルが武装集団に襲撃された際も、ISが犯行を認めた。ISはタリバンと関係を深める国を狙い、政権に打撃を与えている。
カルザイ元大統領はツイッターで今回の事件について「人道とイスラムの価値観に反するテロを強く非難する」と訴えた。