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EU難民問題で制裁強化へ ベラルーシ、ガス停止警告

(更新)

【ワシントン、モスクワ=共同】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は10日、ベラルーシが意図的に中東などからの難民や移民をEU側に送り込んでいるとして来週初めに制裁を強化すると発表した。米政府に関しても12月初めに新たな対ベラルーシ制裁を発動する見通しだと述べた。バイデン米大統領とホワイトハウスで会談後、記者団に語った。

これに対し、ベラルーシのルカシェンコ大統領は11日、EUが制裁を強化した場合、ロシア産天然ガスを自国経由で欧州に送っているパイプラインを止める可能性があると警告した。インタファクス通信が伝えた。

難民らの流入はルカシェンコ政権がEUの制裁に報復したとの見方が強い。同政権を支える隣国ロシアは10日、ベラルーシ上空に戦略爆撃機を飛ばし国境付近の共同パトロールを実施したと発表しており、米欧が新たな制裁に踏み切れば、緊張がさらに高まりそうだ。

ベラルーシとポーランドの国境では、EU入りを狙う難民ら数千人が立ち往生。夜は氷点下の寒さとなり、死者も複数に上ると報じられ、対応が急務になっている。国連のドゥジャリク事務総長報道官は10日、人道上の原則や国際法に基づく解決を呼び掛け、「政治利用すべきでない」と懸念を示した。

フォンデアライエン氏は記者団に「独裁主義政権が近隣の民主国家を不安定化させようとする試みだ」とベラルーシを非難した。EUの新たな制裁対象については、難民らの輸送を支援する航空会社を検討していると説明した。ロイター通信はEU高官の話として、ベラルーシの外相や航空会社など約30の個人・団体が新たな制裁対象となると伝えた。

バイデン氏は会談でEUへの難民らの流入に「深い懸念」を表明。難民らの母国に対してベラルーシに利用されないように働き掛けることなどでフォンデアライエン氏と一致した。

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