国安法違反で禁錮4月半 香港民主派元幹部に

【香港=共同】香港の裁判所は11日、民主派団体「香港市民愛国民主運動支援連合会(支連会)」(2021年に解散)の元幹部鄒幸彤氏ら3人に対し、禁錮4月半の量刑を言い渡した。3人は警察が求める資料の提出を拒否したとして、香港国家安全維持法(国安法)違反の罪で有罪判決を受けていた。
鄒氏は11日の公判で「(有罪判決は)真相を守る人に懲罰を与えるものだ」と批判。「尊厳をもってして屈辱に対抗する」と述べ、獄中でも不正義への抵抗を続けると語った。
警察は支連会を「外国の代理人」だと認定し、国安法の実施細則に基づき、団体の資金や活動に関する資料の提出を要求。判決では支連会が提出を拒否したことが罪に当たると認定された。