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スリランカ、中国に債務緩和要求 新型コロナで経済苦境

【北京=共同】スリランカのラジャパクサ大統領は9日、同国を訪問した中国の王毅(ワン・イー)国務委員兼外相と会談し、対中債務の支払いの条件緩和を求めた。ロイター通信などが伝えた。新型コロナウイルスで経済が打撃を受けており、借金が返せなくなり中国の支配が強まる「債務のわな」の懸念がさらに強まっている。

ラジャパクサ氏は「債務の支払い条件が緩和されれば、新型コロナで経済危機に直面したスリランカにとって大きな助けになる」と王氏に訴えた。支払期限の延長を求めたとみられる。スリランカの対中債務は33億8千万ドル(約3900億円)に上る。

スリランカはコロナで観光産業が不振となった上、外貨不足で輸入が滞り、食品や必需品の価格高騰が問題化している。

中国は巨大経済圏構想「一帯一路」に基づきスリランカへの投融資を増やしてきた。債務返済に行き詰まったスリランカは2017年、南部ハンバントータ港の権益の大部分を中国側に99年間貸与することで合意した。

一方、中国外務省は10日、ラジャパクサ氏が王氏との会談で、中国によるインフラ建設支援を称賛したと発表した。王氏はハンバントータ港などの主要プロジェクトは両国協力の「エンジン」だと強調し「中国企業の対スリランカ投資を後押しし続ける」と述べた。

中国外務省の報道官は10日の記者会見で債務の問題について問われ「スリランカが一時的な困難を克服できると信じている」などと答えるにとどめた。王氏は6日には、訪問先のケニアで「債務のわな」は「事実ではない」と発言した。

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