ロシア軍、核研究施設を再び攻撃 ウクライナ北東部

ウクライナ原子力規制当局は10日、北東部にある第2の都市ハリコフの核物質を扱う国立物理技術研究所がロシア軍に再び攻撃されたと明らかにした。同研究所は6日にも、ロシア軍がロケット弾を撃ち込んで敷地内の施設が損傷していたとしている。
ロイター通信によると、研究所付近の宿泊施設で火災が起きている。研究所は旧ソ連時代に設立し、核物質が保管されている。ウクライナ内務省高官は「科学的目的に使用される放射性物質がある」と述べているという。ウクライナ当局は10日、SNS(交流サイト)に「ロシアが核テロをした」と投稿し、「(研究所の)建物が損傷した」と明らかにした。
ロシア軍はウクライナ侵攻以降、同国の核関連施設を攻撃している。1986年に爆発事故を起こし現在は閉鎖されているチェルノブイリ原子力発電所を制圧したほか、稼働中の南部ザポロジエ原発を制圧している。
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