オランダで新政権発足 コロナと気候変動に注力

【ブリュッセル=共同】オランダで10日、ルッテ首相率いる第4次政権が発足した。ルッテ氏の中道右派、自由民主党(VVD)など4党による連立。新型コロナウイルスと気候変動対策に注力する方針。連立協議が難航し、昨年3月の下院選から10カ月近くを経てようやく新政権が発足した。
連立に加わるのはVVDのほか、親欧州連合(EU)で中道リベラル政党の民主66、キリスト教民主勢力、キリスト教連合で、下院選前の連立政権と同じ構成。地元報道によると、同国で初めて閣僚の半数が女性を占めた。
外相はウォプケ・フクストラ氏、財務相はシグリット・カーフ氏が就任した。
オランダでは新型コロナ拡大を受け、今月14日までロックダウン(都市封鎖)の実施を決めたが、その後も新規感染者は増え続けており、新政権は延長するかどうかの判断を迫られている。