習近平氏、サウジ離れる 公式訪問終え帰国の途に

【ドーハ=共同】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は10日、サウジアラビアへの7日からの公式訪問を終えて帰国の途に就いた。サウジ国営通信が伝えた。首都リヤドの空港ではファイサル外相らが習氏を見送った。同通信は当初、習氏のサウジ訪問は7~9日と伝えていた。
習氏は8日にサウジのサルマン国王やムハンマド皇太子と会談。9日には中国とアラブ諸国の初の首脳会議と、中国と湾岸協力会議(GCC)の首脳会議に出席した。

3期目となる新たな習近平(シー・ジンピン)指導部が発足しました。習政権では習氏に近いとされる「習派」は最高指導部を指す政治局常務委員で7人中6人を占め、序列24位以内の政治局員でも約7割が該当するとみられます。権力の一極集中を進める習政権の最新ニュースや解説をまとめました。
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