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中国高裁、カナダ人被告の死刑維持 麻薬密輸罪で

麻薬密輸罪に問われたロバート・ロイド・シェレンバーグ被告(2019年)=AP

【大連=渡辺伸】中国の遼寧省高級人民法院(高裁)は10日、麻薬密輸罪に問われたカナダ人男性、ロバート・ロイド・シェレンバーグ被告の控訴を棄却し、地裁の死刑判決を維持したと発表した。カナダのガルノー外相は同日の声明で「判決は恣意的な性質があり、非難する」とコメント。「(被告に対する)寛大な措置を得るため、中国当局と交渉を続ける」とした。

高裁は「被告は仲間と共謀し、222㌔㌘のメタンフェタミンの密輸に関わった」と認定。「一審の事実認定は証拠も十分で、量刑も適当だ」とした。中国は二審制。死刑の場合、最高人民法院(最高裁)の審査を経た後に確定する。

大連市中級人民法院(地裁)は2018年11月、被告に懲役15年の判決を言い渡した。不当に軽いとの検察側の主張を採用して高裁が審理を地裁に差し戻し、地裁は19年1月、死刑判決を出した。

カナダ当局は18年12月、米当局の要請に応じて中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を拘束した。その直後、中国当局は企業家のマイケル・スパバ氏と元外交官のマイケル・コブリグ氏の2人のカナダ人を拘束した。カナダ人に対する一連の拘束や裁判は「中国当局の報復」との見方がある。

孟氏の米国への身柄引き渡しをめぐる裁判は8月4日、カナダで最終審理に入ったばかり。ロイター通信によると、国家機密を探った罪などで起訴されたスパバ氏に対する中国での判決は近く出る見通しという。

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