米、970億円の追加支援 独でウクライナ防衛協議

【ベルリン=共同】オースティン米国防長官は8日、ロシアの侵攻が続くウクライナ防衛について協議する関係国会合をドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で開いた。オースティン氏は冒頭、米国が6億7500万ドル(約970億円)の追加軍事支援をすると発表した。
オースティン氏は、追加支援にはりゅう弾砲や弾薬、対戦車兵器などが含まれると説明。今後は長期的な支援のため、防衛産業基盤の底上げやウクライナ軍の訓練強化を協力して実施することの重要性を強調した。
会合は4月にドイツで初めて開かれて以降、対面やオンラインで定期的に開催。今回で5回目となり、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長やウクライナのレズニコフ国防相らが参加した。