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「ロシアの盗難穀物船を解放」ウクライナ、トルコに抗議

(更新)

【イスタンブール=木寺もも子】ウクライナ外務省は7日、同国で盗んだ穀物を積んだロシアの貨物船が拘束されていたトルコから出港したと明らかにした。「容認できない」として、トルコ大使を呼び出し説明を求めるという。トルコがウクライナ、ロシアの間で仲介している穀物輸送の「回廊」設置交渉にも影響する可能性がある。

ウクライナのボドナル駐トルコ大使によると、トルコの当局は今月3日までに、ウクライナの占領地域で盗んだ穀物を積んでいるとされるロシアの貨物船「ジベク・ジョリ」をウクライナ側からの要請に基づいて拿捕していた。ウクライナはトルコに窃盗の証拠などを提示していたという。

ウクライナ外務省のニコレンコ報道官は7日、ツイッターでこの貨物船が解放されたとして遺憾の意を表明した。

ロイター通信は情報会社リフィニティブのデータとして、ジベク・ジョリが6日深夜に黒海沿いのトルコ北部カラス港を出港したと報じた。一方、ロシアは同船が拿捕された事実を否定しており、トルコも公式には拿捕を認めていない。

ウクライナはロシアが占領地で穀物を盗み、違法な輸出を繰り返していると主張してきた。外交ルートを通じて、経由地となっているトルコ当局に取り締まりを要請していた。

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