[FT]米実質賃金上がらぬ理由 生産性向上するも反映されず
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米国の経済政策立案者や経済界のリーダーたちは今、賃金の上昇に深い懸念を抱いている。だが平均的な労働者はそうは思っていない。なぜか。
それは、賃金から生活費の目安となる物価のインフレ分を差し引いて、実際どれだけの物品を購入できるかを示す実質賃金ベースでみると、2022年1~6月期の世界の月額実質平均賃金は、前年同期比マイナス0.9%と減少したからだ。国際労働機関(ILO)が11月30日に発表した「...
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Rana Foroohar 米国生まれ。米ニューズウィーク、米タイムを経て2017年3月にFTに移る。米IT(情報技術)企業の事業を通じ蓄積した利用者のデータを駆使した事業モデルの在り方に早くから警鐘を鳴らしてきたことで知られる。米外交問題評議会の生涯会員。
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