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イランのライシ新大統領「制裁解除へあらゆる手段」

【テヘラン=岐部秀光】6月のイラン大統領選で勝利したライシ前司法府代表は5日に議会で開かれた式典で宣誓し正式に大統領に就任した。ライシ師は演説で「国家と人々を全力で守る」と強調した。仕切り直しとなるイラン核合意の再建協議を念頭に「(米国による)制裁解除へあらゆる手段を講じる」と述べた。

穏健派のロウハニ前大統領と対照的に保守強硬派のライシ師は最高指導者ハメネイ師が大きな信頼を寄せる人物だ。新政権の対外的な強硬路線や、国内におけるイスラム戒律の厳格な適用は中東地域の緊張を一段と高めるおそれがある。

ライシ師は米国やイスラエルが核兵器開発の意図を疑う自国の原子力活動について「完全に平和的なものだ。イランは核兵器の製造をハラーム(宗教上の禁忌)とみなしている」と強調した。

制裁にくわえ新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた経済の立て直しでは「透明性を高めて汚職とたたかう」と訴えた。

2015年に成立した国際的な取り決めであるイラン核合意は、イランが原子力活動の制限を受け入れる代わりに関連制裁が解除される内容。しかし、18年に米国のトランプ前政権が合意から一方的に離脱し、強力な対イラン制裁を復活させた。

バイデン政権は合意復帰に意欲をみせるものの、制裁解除の範囲や履行の手続きで対立が解けておらず再建の協議は難航している。

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