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国連事務総長、首相や被爆者と会談 平和記念資料館視察

(更新)

国連のグテレス事務総長は6日、広島市で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)に出席し、「核の脅威に対する唯一の解決策は核兵器を一切持たないことだ」などと演説した。その後、岸田文雄首相らと会談し、被爆者と面会した。被爆地・広島で核軍縮の必要性を訴えるメッセージを積極的に発信した。

グテレス氏は広島平和記念資料館で首相と15分ほど会談した。「核不拡散と核軍縮は両方成立するように取り組まなければならない。岸田首相はじめ、日本の役割に期待する」などと述べた。首相は「わが国は、唯一の戦争被爆国として核兵器のない世界に向けて世界をリードしていかなければならない」と話した。

その後、グテレス氏は資料館を首相や松井一実市長らと視察した。被爆者と面会した後に記者会見し、「彼らの証言というのは恐るべき歴史上の瞬間の証言であり、決して忘れ去られてはならないものだ」と訴えた。

グテレス氏は2018年8月に長崎市で開かれた平和祈念式典に出席している。広島の式典には20年、21年にも出席を検討したが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた入国規制で断念した。個人的には1980年代に資料館を訪れたことがあるという。

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領が核兵器の使用をちらつかせるなど、世界で核の脅威は高まっている。グテレス氏は核軍縮の必要性を繰り返し訴えており、米ニューヨークで開催中の核拡散防止条約(NPT)再検討会議では、開幕日の1日に演説し、「人々は広島と長崎の惨禍から得た教訓を忘れようとしている」と危機感をあらわにしていた。

訪日に先立つ3日には、日本メディアの取材に応じ、「若い世代は私の世代やその前の世代が犯した過ちから学ぶべきだ」と述べていた。

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