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ロシア、キーウ近郊複数都市で虐殺か 死者数増える恐れ

ウクライナ検察は4日、首都キーウ(キエフ)近郊の複数の都市でロシア軍による民間人の虐殺が起きた可能性があると明らかにした。ブチャなどでは民間人とみられる410人の遺体が見つかったが、検察はキーウ北西のボロディアンカの犠牲者の方が多いとの見通しを示した。

米欧メディアによると、ベネディクトワ検事総長は4日「犠牲者が最も多いのはボロディアンカだ」と述べた。ウクライナのクレバ外相はブチャの惨状は「氷山の一角だ」と強調した。

ブチャの教会近くには長さ約14メートルの穴が掘られ、米CNNは地元住民の話として150人を埋葬したと報じた。ブチャやイルピンなどで見つかった犠牲者の中には両手を縛られた遺体や、買い物袋を握ったままの遺体もあるとされる。

欧米各国の首脳は「戦争犯罪」としてロシアを非難した。ウクライナのゼレンスキー大統領は4日「ジェノサイド(大量虐殺)だ」と主張し、死者数は今後増える可能性があるとした。

ウクライナ国防省は4日、ブチャで民間人殺害に関与した可能性があるロシア軍兵士1600人あまりの名簿を公開した。氏名や階級、生年月日を明記し「全ての戦争犯罪者は裁判にかけられ、責任を負わされる」とした。

ロシアによる軍事侵攻開始後、キーウ州はロシア軍の激しい攻撃が続いていたが、2日にキーウ州全域がロシア軍から解放されて被害の実態が明らかになってきた。ロシアは遺体の映像はウクライナによる「偽造」(ペスコフ大統領報道官)だとして虐殺を否定したが、具体的な証拠は示していない。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は4日、キーウ周辺を離れたロシア軍がウクライナ東部や南部の一部に兵力を集中させようとしていると分析し「戦闘の次の段階は長期化するかもしれない」との見方を示した。

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