米東部フィラデルフィアで銃撃、3人死亡 容疑者は逃走
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【ニューヨーク=共同】米東部ペンシルベニア州フィラデルフィア中心部の繁華街で4日夜、銃撃事件があり、3人が死亡、少なくとも11人が負傷した。米メディアが5日伝えた。容疑者は複数とみられるが、拘束はされていない。捜査当局は容疑者の行方を追うとともに、事件の詳しい状況を調べている。
現場はレストランやバーが集まる地域で、事件当時も多くの人々でにぎわっていた。駆け付けた警官が容疑者の1人に対して発砲したが、命中したかどうかは不明。容疑者は逃走、現場からは少なくとも2丁の銃が押収された。
米国では銃犯罪が相次いでおり、5月14日には東部ニューヨーク州バファローのスーパーで10人が死亡する銃撃事件が発生。同24日には南部テキサス州ユバルディで21人が殺害される乱射事件があった。
フィラデルフィアでも今月3~4日にかけ、今回の他に10件近くの銃犯罪が起きたという。
バイデン大統領(民主党)は銃規制を強化する立法措置を議会に要求したが、野党共和党は後ろ向きで、抜本的な規制強化は見通せない状況だ。