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欧州でコロナ感染拡大 WHO「死者増の可能性」と警告

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欧州などで新型コロナウイルスの感染が再拡大している。ドイツの衛生当局は4日、過去24時間の新型コロナの新規感染者が3万3949人と、2020年春の流行拡大以降で最多だったと発表した。世界保健機関(WHO)の欧州地域事務局は「この状況が続けば、来年2月までに欧州(ロシアを含む)と中央アジアでさらに50万人の死者が出る可能性がある」と警告した。

ロイター通信などによると、ドイツではワクチン接種を終えていない人の間で感染が急拡大している。1日当たりの死者数も3日には194人となり、5月末以来の多さとなった。

ドイツのワクチン接種は今春から夏にかけて急激に増え、新規感染者は大幅に減った。だが、ワクチンやマスクの着用などの感染予防策に拒否感を示す市民もおり、直近の接種完了率は6割程度で、すでに7割を超えた日本を下回る水準で伸び悩んでいる。集中治療を必要とする患者は増えており、シュパーン保健相は「第4波が本格到来した」と危機感を強めている。

ロシアでは4日の1日あたりの感染者が約4万人で、死者数は1195人と過去最多となった。同国は10月30日~11月7日の9日間を全土で「非労働日」として、国民に出勤や登校を控えるよう求めているが、一部地域は同措置の延長を決定した。ワクチン接種完了率は3割台にとどまり、プーチン大統領は接種を国民に強く呼びかけている。

西欧の先進国でワクチン接種が順調に進んでいる国がある一方、バルト諸国や東欧では低水準で推移するなど、地域によってばらつきがある。感染力の強いデルタ型の流行により、冬にかけて感染者がさらに増えるとの見方もある。

一部の先進国では高い接種率を背景に経済再開に踏み切る動きも見られるが、11月から飲食店などの営業時間制限を撤廃した韓国では感染者数が再び急増した。ワクチン接種完了率は7割を超えているが、3日の発表で1日あたりの感染者は過去4番目に多い2667人となった。制限緩和で感染への警戒が薄れたためとみられ、受験シーズンの冬に向けて警戒感が再び高まっている。

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