シュタインマイヤー大統領再選へ ドイツ与党3党が支持

【ベルリン=時事】ドイツの緑の党は4日、シュタインマイヤー大統領の再選を支持すると表明した。これにより、社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)の連立与党3党の足並みがそろい、同氏は2月13日に行われる大統領選で再選される運びだ。
シュタインマイヤー氏はショルツ首相と同じSPD所属で、メルケル前政権で外相や副首相を歴任。2017年に大統領に就任した。緑の党内では、男性のシュタインマイヤー氏に代わる女性大統領を望む声もあったが、最終的に連立与党の協調を優先した。
大統領選は連邦議会(下院)の全議員736人と、同数の各州議会議員による投票で実施。DPA通信によると、与党3党で再選に必要な過半数を確保した。大統領の任期は5年。国家元首だが、権限は儀礼的なものにとどまり、政治の実権は首相が握る。連続しての再選は1度のみ可能。